ちょっと、照明用のパワーLEDを追加購入してきたので、それについてちょっと書いておきます。
通常の小型白色LEDはVF=3.7Vで電流は20mA程度を限度として使用するものです。
携帯電話のバックライトなどにも使用されていますが、部屋を照らすような証明用としてはパワー不足です。
そこで、各社が照明用にLEDを開発し始めています。
今は200W級のLEDもあるようですが、入手性が良いLEDは1W、3Wが多いです。
これは1W~5W程度はどのメーカでも製造しやすくなってきている証で、価格もこなれてき始めました。
LEDの明るさを示すものにはカンデラ(CD)とルーメン(lm)があります。
カンデラはその一点で測定した際の明るさです。
ルーメンはその発光素子からでている全光束のことで、簡単に言うと出ている光の合計です。
蛍光灯は1Wあたりの電力発光できるlm/Wでは60~80lm/W程度が一般的です。
効率が良い時には100lm/W近くまで行くこともあります。
さて、LEDですがこの1WタイプのLEDは100lm/Wです。
1WタイプのLED
これが一般的に手に入りやすいLEDの効率だと思います。
今は3Wタイプがあります。
3WタイプLED
このLEDは200lmの出力があるので70lm/W程度です。
あれ?っと思われる方もいるかも知れません。
そうです。3Wタイプでは効率が落ちているのです。
これは電力が上がることで熱が発生しやすく、それによって効率が低下したり
大きな面(素子)を均一に光らせたり、特性を安定させることが難しいからです。
もちろん、日本製の一部のLEDでは効率が落ちないタイプも存在しています。
効率自体は蛍光灯とさほど変わらないものです。
LEDの駆動回路と蛍光灯の駆動回路でのロスが違うことが一番のしがいです。
なので、現在得られている電気スタンドなどの粗悪品のなかには、実は効率が蛍光灯より悪いことも多々存在します。
LEDの別の利点は、駆動回路も小型化できたりガラスを使用しないので安全性が高いなどがあります。
また、回路などに気をつければ直流点灯も可能なのでちらつきがないのもメリットの一つです。
効率は120~130lm/Wの素子も出始めてはいますが、まだ少数で個人では手に入りにくいものです。
今、電子工作などで効率が高いものが欲しい人は3Wなどよりも1Wのものを2つ使うほうが効率は高いと思います。
価格とののバランスを考えたほうがいいでしょうね。
ちなみに・・・、一般的にLEDからは紫外線もでているので紫外線で退色しやすいものに長時間使うような用途だったら紫外線カットフィルタをつけるといいですよ。
めずらしく、回路系の書き込みでした。
照明用パワーLEDについて
投稿日:
執筆者:はざーど
まとめteみた.【照明用パワーLEDについて】
ちょっと、照明用のパワーLEDを追加購入してきたので、それについてちょっと書いておきます。通常の小型す。携帯電話のバックライトなどにも使用されていますが、部屋を照らすような証明用としてはパワー不足です。そこで、各社が照明用にLEDを開発し始めています。今は20…