エンジニアリズム

知らなきゃ損をする便利情報や業界裏話や技術的視点での紹介解説をするサイト

電子工作、PC

USB電源の突入電流

投稿日:

USBを電源替わりにすることってありますよね?
パソコン周辺の機器はUSBから電源取っていますし、オーディオ機器、ライト、扇風機を本来の使い方を超えて使っているケースが多いですよね?

 

本来、キーボードやマウスなどを接続するぐらいしか想定されていないので、コンデンサ容量は10uF以下と、ごく小容量しか許可されていません。

大きな負荷を接続するとパソコン側が破損したりします。

コンデンサの容量が大きく、突入電流が多い場合には、USBコネクタ部分でもスパークが発生したりし、コンタクトが参加するなど劣化が進みます。

これが接触抵抗を増やしたり、接触不良が発生します。
最悪、使えなくなります。

一度、ヘッドホンアンプでも実装したのですが、突入電流も防げる電流制限回路を基板にしてみました。

USB電源はちょっと、実験するのに便利なのですが、ポリスイッチレベルでは突入電流にはまったく効果がないので、意外と困るところなので、真面目な制限回路にしてみました。

 

電流制限がかかっているときにはLEDが光るようになっており、これが、ショート検知などもできるので非常に便利です。
突入電流時も一瞬だけ光るので、ちゃんと動いているなあ~とわかって、予想以上に便利でした。

 

今回の基板はMicroBとUSB Type-Cの両方のコネクタが実装できるようになっています。
MicroBはケーブルなども安いので実験にはいいかもしれません。

でも、持ち運ぶにはType-Cに統一したいところを、考慮してみました。

USB機器で、こういう突入電流を意識していないことで不具合が起こること多いんですよね。

ESP32の開発ボードなども突入電流が余裕で1.5Aを超えていて、これっていいのか?と思っているところもあります。

ESP32以外にもオーディオ回路のようなアナログ回路では、コンデンサ容量が必要なので使えそうです。

今回の基板は電流制限400mA近辺ですが、抵抗などで調整できます。


BOOTHに出品してあるので、気になる方はこちらから}

BOOTH:シープ工房

 

-電子工作、PC
-, , , , , ,

執筆者:


  1. […] 低周波側が減衰しなくなるので、自然と大容量コンデンサが必要になります。今回はUSBの過電流保護基板と同じ回路を搭載しています。これがないと、パソコンとかだとヒューズが飛ぶや […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

日亜化学と中村氏のドロドロ紛争と日本が変わるべき重大な問題

青色LEDでノーベル賞を受賞した、中村氏ですが、日亜化学に所属していました。 日亜化学はLEDを作っていない零細企業で売り上げ200億程度の会社でした。 中村氏が開発した実用的な青色LEDのおかげで3 …

表に出ない多電源による問題

たまには電気系のことを書いておきます。(^-^) 今はデジタル回路でも多電源ということが当たり前になっています。 デジタルコア、デジタル、デジタルI/O、アナログ、アナログI/OなんてICも珍しくあり …

LED照明の不都合な真実

金魚を飼っている水槽の水草が枯れるので、色々と調べてみたところ どうやらライトの光量が不足しているようなので、増設検討しました。 本来、波長的には蛍光灯がいいとのことで蛍光灯への切り替えを考えたのです …

7days to die α18.1 b6にアップデート

ちょっと見なかったうちに、どんどんバージョンアップしていました。α18.1 b6(Build6)ということで、色々と調整も入っているようです。

最新のATOMの性能がなかなかすごい!

最新のATOMとしてATOM Z3760がデビューしました。 搭載製品もぼちぼち出始めましたが、その性能に疑問を持つ人も多いんでしょうね。 昔流行ったネットブックで初代ATOMを搭載した製品がたくさん …

ほしいものリスト

【Youtubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCjeRo7VFd5ETVFaLr0HnpMA/

 

【ほしいものリスト】
http://amzn.asia/fNZLRws


--------------------------------------------
今まで紹介した物や、実際に買っておすすめできる商品を紹介しています。
■オススメ商品紹介ページ
■しまねこさんの「しまねこ電子工作日記」です。


■Yahoo JAPAN
■Google
■PC Watch


--------------------------------------------
  • 830現在の記事:
  • 237807総閲覧数:
  • 36今日の閲覧数:
  • 91昨日の閲覧数:
  • 0現在オンライン中の人数:
  • 2013/01/01カウント開始日: