もともと、旧DECにいたジムケラー氏ですが、そこで最強と言われたAlphaCPUは
研究者の間で研究成果を出すために必要な道具として認識されていました。
その後、AMDでK7などの開発の関わり、Intelが恐れるAMDを作ったとも言われる人です。
Appleに移ったときには、A4などAppleの独自CPUの基礎を築いており、
AMDに戻ったときには瀕死だったAMDにZenアーキテクチャをもたらして
RyzenCPUにより一気に息を吹き返すなど、この人が移ったことで
企業だけでなく、業界の縮図すら変えてしまうほどの天才だと思います。
AMDからINTELに移ったときには驚きがありましたが、わずか2年ほどで代謝したのは、INTELで新しいアーキテクチャを考案したのでは?と思います。
INTELはアーキテクチャが優れていても、セールスの問題で新しい技術を投入しないことも多々ありますので、ジムケラー氏は新しいことをやりたくて辞めたのではないかと想像してしまいます。
CPUは設計にも時間がかかるので、数年先ににジムケラー氏がいたときの成果が出てくると思いますが
今の厳しい戦いを強いられているINTELが大きく変わってしまう可能性すら秘めています。
ジムケラーさん、次はどこの会社に行くんですか?