AmazonがKindleを発売したことでいよいよ日本での電子書籍端末戦争が始まりです。
電子書籍はタブレットなどの液晶タイプと電子ペーパータイプがありますが
雑誌などではなく、小説や文庫本などを読む人には絶対に電子ペーパータイプがオススメです。
電子ペーパーは液晶と違い裏からの光を透過させるのではなく、反射させるので
紙に近い原理で物を見ています。
液晶タイプは長時間見ると非常に目が疲れますし、最近はブルーライト問題で
脳が覚醒したり、刺激が強すぎるのでベットサイドで読むのには最悪のデバイスです。
電子ペーパーは、世界のほぼすべてE Ink社の電子ペーパーです。
中でもKindleのWhite Paperは解像度とコントラストが一段上の製品です。
電子書籍はそれぞれの専門ショップで買うことになるので
おいてある本の数が勝負になりますが、日本では極端な増加はすぐには見込めない状況です。
そこで、自炊と呼ばれる自分でスキャンをして本を作ることが現実解になりますが
どの電子ペーパーがいいのか?という話になりますが
解像度や、暗いところで読むためのバックライトを考えるとKindleのWhite Paperがダントツです。
ところが、最大の問題はストレージの少なさです。
MicroSDが使えずに内蔵メモリーが1.5GBぐらいなので、自炊をして一冊あたり70MBぐらいになった場合には
20冊ちょっとでいっぱいになってしまいます。
都度入れ替えるのもいいですが、やはりちょっと心もとないです。
そこでMicroSDが使えるものというとSONYのPRS-T2か楽天のKOBO touchです。
値段的にはKOBO TOUCHでしょうが、すべてをタッチ操作に頼っているのが問題です。
電子ペーパーは応答性が極めて悪いので、タッチした時に画面に反映される時間に違和感を感じやすいです。
特にタブレットやスマートフォンを使っている人はなおさらだと思います。
SONYのPRS-T2は2000円ほど高いですが、物理的なボタンがあるので押した時の感覚が非常にいいです。
タッチ操作もできますが、本を読んでいる時に画面をタッチするのは視界の邪魔になるので
その点でも一段上でしょう。
現状では、色々と加味するとPRS-T2かなあという気がします。
ただ、海外ではKOBO GLUという新バージョンも登場しており
高解像度+バックライトということでKindle White Paper並のものが期待でき
おそらく、そのうち市場には投入されるでしょう。
SONYもおそらく続くと思われます。
ただ、電子書籍端末自体、高い端末ではないので新型が出た時には買い換えるというのもいいかもしれません。
日本は遅れていますけど、ようやく地ならしができはじめたってところですかね。
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