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東京電力の電源ケーブルが火災で大停電。ケーブルの老朽化は?

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東京電力敷設ケーブル火災で東京は大停電でしたね。

東京で使用しているケーブルは結構遠いところから、送電しているのでこういった問題が発生するんですね。

電力を伝送する場合には流す電流が多いほど損失が増えてしまいます。通常の家庭用電圧なんかで伝送したら

ほぼ全てが熱に変わってしまいます。

そこで、電圧を上げて電流を減らすことで損失を減らしているんですが、あまりにも電圧が高すぎて通常のケーブルは使用できません。

今回火災があったのは絶縁油を使用したもので油だったのでよく燃えてしまったようです。

35年前だと絶縁体の材質も今ほど良くないので、絶縁油を使用したもののほうが良かったのでこういったものを使用していました。

昔は難燃性が高いものはなかなかなかったことも原因ですね。

 

最近は材質の改良によって、絶縁油を使用しない難燃性が高いケーブルも出てきているようですが、

すぐには置き換えるわけには行きません。既に35年経過したケーブルは1500kmもあるそうで

そのメンテナンス費を計上するのはなかなか難しいんですよね。

新しく効率の良い発電所を作るなどには、予算は付きやすいし、ソーラーパネルであれば電気代を値上げしても

反発は少ない方ですが、ケーブルを敷設し直すので電気代を上げると言われるときっと、反発が多いと思いますよ。

 

家電もそうですが、7年で買い替えてくださいっていっても使えてるから・・・という理由で10年以上使われてしまうものだと思います。

 

日本の道路も橋も同じですが、新しい建設をストップしてでも修繕するべきですが

その税金の使い方は納得しないんですよね・・・・

今回の事故は東京の電力をはるか遠くから送電している問題と修繕費が予算化しづらい問題の2つがあると思います。

更新需要があれば、内需は少しは盛り上がると思うんですけどね・・・

 

 

 

 

 

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