Galaxy note7の発火事件で改めて危険性が注目されているリチウムイオン電池ですが
そもそも、Samsung製のバッテリーが問題とのことで、中国製のほうは問題ないという
自分の会社の製品のほうが中国製より悪いことを実証してしまったようです。
そもそも、最初の対応がおかしく、火災などの報告があるにも関わらずリコールせずに個別交換のみで被害を拡大し
リコールが確定したあとに暫定対策のファームウェアが60%までの充電量に抑えるというリチウムイオンの構造を理解していないのではないか?という対応でした。
リチウムイオンはスマホのサイズでも10Wh近いパワーを蓄えることも危ない理由ですが、リチウムという元素自体が空気に触れるだけで燃えるぐらい危険な金属ということです。
よくある火災事案は電極同士を仕切って絶縁しているセパレータというものが破損することでプラス極とマイナス極がショートして燃えるというものです。
ですが、分解したりした場合には空気に触れて火災が発生し、加熱することで酸素が発生するので次から次へと熱暴走を起こし燃えるということです。
なので、バッテリーセル自体に不具合がある場合には充電量に関わりなく燃えるので、即リコールして回収が正しいです。
身につけている事自体が危険ということです。
バッテリーの充電量で危険度が変わるということはバッテリーセルを保護している回路か、本体に内蔵している充電回路などの不具合ならば、そういったもので危険度を減らすことができると思われます。
一部のニュースではリコール交換した製品も燃えたということなので、やはりバッテリーではなく回路など他の部分に不具合があるのを
原因究明せずにとりあえず交換で済ませていると思われます。そもそもバッテリーをサムスンではなく中国製を使うという安易な方法と
ソニーなどがバッテリー回収するときには最初に原因を発表してリコールし、その後に根本原因と再発防止策の発表しています。
未だに原因を発表していないところから、わかっていないと推測しています。
海外メーカーは原因究明せずに交換で終わらせることが多いですが、確かに原因究明にお金をかけなければ目先の利益としてはいいですが、
結局は品質向上もできなければ信頼度もどんどん下がっていく悪循環なんですよね。
最終的には色々と問題があったエレベータみたいに撤退になるんですけどね・・・・
リチウムイオンは相当やばい電池なので、いくら性能が良くても安易に使わないでほしいですけどね。