タオルをフワフワにしたい、吸水性を良くしたいといった人は多いと思います。
普通に洗濯をすると吸水性が悪く、ごわごわになる理由
普通に選択した場合にタオルの吸水性が悪くなる最大の原因は柔軟剤にあります。
柔軟剤の香りをつけるために多めに投入する人もいますが、絶対にやめたほうがいいです。
柔軟剤の効果は水のPHを調整して、ゴワゴワをなくす。柔らかさを出すために界面活性剤やオイル成分でコーティングする。
香りをつけるために香料を入れる。
これが柔軟剤がやっていることです。
この中のコーティングというものはタオルでは吸水性が著しく落ちます。
また、コーティングと香りは体に決して良い物質ではなく、毒性があったりもして
柔軟剤の香りでシックハウス症候群や化学物質過敏症になる人もいます。
特に海外の有名で人気のある香りが強い柔軟剤はかなりいるに残っており、化学物質検査に出すといろんなものが検出されます。
もう一つ、ごわごわになる理由は洗剤と漂白剤です。
基本的にはすすぎで流すものですが、洗剤には白く見せるために蛍光剤というものが入っており
これで白さを出すのですが、当然衣類に残留します。
また、強い洗浄成分は油汚れも落ちますが、やはり繊維を痛めてしまうことも確かです。
漂白剤もタオルが臭くならないように入れたくなりますが、これもタオルをゴワゴワにしてしまいます。
吸水性を良くする洗濯
吸水性を良くする洗濯方法は、まずは柔軟剤をやめることです。
これがもっとも効果があります。
ゴワゴワ感を少しでも減らすのは柔軟剤ほどの効果はありませんがクエン酸を柔軟剤投入口にいれます。
溶け残りを気にする場合は水に溶かして入れましょう。
30Lで5g程度で十分です。ペットボトルのキャップが7g程度なので、ペットボトルにクエン酸を入れておくと便利です。
酸素系漂白剤もやめてみるのもいいと思います。
この場合には雑菌が繁殖しやすくなるので、とにかくこまめにタオルを洗濯することです。
特に水に濡れたまま置かないようにしましょう。もし、臭くなったら熱湯を沸かしてタオルを10分ほど煮ましょう。
更にやわらかくふんわりと仕上げるには?
これには純石鹸を使用するといいです。
純石鹸にも原料に色々とあるので、良質な油を原料にしている純石鹸がいいです。
これは特に溶け残りが多いので、なるべく溶かして使うことです。
それと汚れと石鹸がまじると石鹸のアルカリ性が落ちてきて、元の油に戻ってしまう現象が起きます。
そこで、炭酸ソーダを入れてアルカリ性を強くすることで洗浄力の向上と油に戻ってしまうことを防ぎます。
これにより特有の油臭さを減らして、黄ばみも抑えてくれます。
すすぎは2回きっちりやりましょう。最後にクエン酸を使うとゴワゴワが抑えられます。
ただし、ドラム式洗濯機では故障の原因になりますので、使用しないように。
また、石鹸は非常に残りやすく、洗濯槽がカビやすいので、洗濯槽の洗浄もこまめに行いましょう。
手間が非常にかかり、試行錯誤が必要ですが、純石鹸は肌に優しく、アトピーなどの人にはオススメです。
なんだかんだで大変なことも多いので、
蛍光剤に気をつけて洗剤を選び、
漂白剤はどうしてもという時だけにする。
柔軟剤の代わりにクエン酸
これがもっとも、簡単だと思います。
以前に紹介した炭酸風呂でクエン酸を購入した人は
1対1.3で使用するのでクエン酸が余る傾向になります。
それを洗濯などに使用することで、一石二鳥になります。
洗濯を科学してみるのもいいと思います。