スカパーで有料放送が無料で見れてしまうと問題になっているBCAS問題ですが
これはどうして?と思われる方もいるかと思うので、簡単に説明します。
BCASかーどというのはこれを使用して番組を暗号化してあるものを復号化するために必要なもので
スカパーなどでは契約情報と復号化するためには復号キーがはいっています。
セキュリティ自体はかなり強固なもので通常の方法では解読不可能と言われていました。
今回はこのセキュリティーが突破され、契約情報を書き換えることができるようになった問題です。
スカパーは契約情報として、どの番組が視聴可能か?それはいつまでかといった情報が入っています。
一般的に1~2週間後に設定されており、衛生から新しい契約情報が送信されてくるので
その間に受信ができないと見れなくなるという仕掛けになっています。
全員分を送信するため、2週間程度の猶予が設けてあります。
今回はこの日付の期限情報と契約情報が書き換えられ、永遠に期限があるように見せかけることで
有料番組が無料で見放題になってしまうということです。
では、なぜ、書き換えができたのかということですが
実は完全にセキュリティが突破されたわけではないのです。
実はバックドアの存在が明らかになったのです。
バックドアとは開発者などが裏道を用意して、通常のルートではなくデータの書き換えなどを可能にするものです。
このカードの製造は東芝と松下で作っているようですが、管理、開発しているのはBCAS社です。
テレビやHDDレコーダについてくるBCASを発行、管理する会社です。
典型的な天下り組織で、テレビなどを売るたびに上納金を収めさせて、凄まじい利益を上げている会社です。
そんな会社がセキュリティの根幹を揺るがしてしまうようなバックドアという意味不明なものを設置したためにスカパー!などは会社が潰れるかもしれない危機にあります。
これを解決するためにはBCAS使用している人へ対策版のBCASを配り直して、システムを変えるしかないのですが
これには兆単位のお金が必要になる可能性すらあります。
ここは意味がない地上波デジタルのBCASはやめて全てDRMフリーなどにするしかないと思います。
そもそもバックドアを仕掛けるなんて犯罪行為だと思うので、当然のごとくBCAS社を訴えるべきだと思います。
おそらく、損害賠償の金額は凄まじいものになり、BCAS社は倒産でしょうね。
天下り組織だからといって、こんな犯罪行為を許してはいけないですよ。
これのせいで秋葉原ではBCASを読み書きできるカードリーダーが品薄になっているそうです。
これは本来、e-taxという税金の認証に使用したりするために販売していものですが
こんな状態になってしまっているそうです。
BCASというシステム自体が日本だけの変なものなので、録画を制御するなんてやめてしまえばいいんですがね・・・・
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まとめtyaiました【スカパー!のBCAS改造問題】
スカパーで有料放送が無料で見れてしまうと問題になっているBCAS問題ですがこれはどうして?と思われる方もいるかと思うので、簡単に説明します。BCASかーどというのはこれを使用して番組を暗号化してあるものを復号化するために必要なものでスカパーなどでは契約情報と復…