スマートフォンも徐々に増えてきていますが、やはりバッテリーがなくなりやすいという欠点があります。
スマートフォン用にモバイルバッテリーや乾電池式のモバイルバッテリーが売られていますが、
リチウムイオンタイプのモバイルバッテリーならば性能は高いので充電はできると思いますが
乾電池式のものは2本のものが多く、パワー不足を感じてしまいます。
乾電池式のものはコンビニでも調達ができるので、色々と利便性が高いものです。
ただ、2本のものは充電がなかなかできない、すぐに電池がなくなる気がするという問題があります。
これはエネルギー量によります。
スマートフォンのバッテリーは標準で3.7V 1200mA程度で、4.44Whになります。
乾電池は2000mA程度なので、1.5V 2000mAが2本で6Wh程度になります。
効率としては昇圧するので60%程度になってしまい、3.6Wh程度になります。
これだけでも充電がきちんとできないことがわかります。
しかも電池というものは通常用量と同程度までの出力が安定するといわれています。
ニッケル水素などはさらに2倍から3倍がかろうじてというところでしょうか。
つまり2000mAということで直列接続すると2Aが限界です。
スマートフォンは500mAの電流では足りず、800mA~1000mAぐらいが安定して必要と言われています。
これを昇圧回路を通すと1Aですが、実際には効率というものがあり、安定して供給可能な電流は600mAと考えるのが妥当です。
しかも、これだけの負荷があると電圧降下も大きくなるので実際には非常に安定しないものになってしまいます。
これはかなり、厳しい使用方法と行って過言ではないと思います。
そこで電池4本を使用する方法です。
これならば直列接続で、充電電圧に近い電圧を確保可能なので、かなり安定した電力を供給できます。
また、エネルギー量的にもほぼ満タンにすることが可能です。
ここで、ひとつ気を付けないといけないのはなんちゃってモバイルバッテリーが存在することです。
電圧の安定化回路も入っていなければ、電池4本直結です。
この場合には電池が新品であるときは過電圧、電池がなくなると電圧不足に陥ります。
これはスマートフォン側の充電回路設計によっては非常に良くない事が起こります。
通常、モバイル機器は小型化のために熱に余裕が無いことが多いので、過電圧は非常によくありません。
では、電池4本で安定化回路内蔵型は?これは回路が複雑になるために安価に作りづらい問題もあり
あまり売られていません。
今回、その機種を見つけました。
ELECOMのDE-U01D-1908です。
ELECOM モバイルバッテリー 乾電池 スマートフォン用 ホワイト DE-U01D-1908WH (2011/09/08) エレコム |
この機種は電池4本で安定化された5Vを供給します。
これならば、どんな機種でも心配ないですね。
しかも、スマートフォンを空の状態から満充電可能です。
おそらく、満充電一回するとほぼバッテリーは使いきることになるので
eneloopは単三乾電池で交換をすれば、もっと使えることになりますね。
eneloopが経済的にも大電流供給の点でもいいと思います。
ニッケル水素は大電流でも安定した供給が期待できるのが利点ですから
SANYO NEW eneloop 急速充電器セット(単3形4個セット) N-TGR01AS (2009/11/14) 三洋電機 |