楽天が携帯事業 に参入すると表明して免許も割り当てられました。
サービス開始は2019年10月にサービス開始するために基地局やバックボーンなどの準備をしてきました。
既に1ヶ月を切ったので、いよいよ料金発表か?と思われたら、無料サービスの紹介でした。
なぜ、こんな形になったのか?と言われましたが、
そもそも基地局の整備が遅れていることで総務省から3回を怒られています。
現在、2020年3月末時点で3400局設置する計画を総務省に出していますが、
8月の時点で5分の1しか設置できておらず、たったの700局程度です。
携帯電話を日本全国で提供するには2万局とも呼ばれる基地局を設置する必要があり、楽天は開始当初はKDDIの回線を借りることで、都市部だけをカバーする計画を出していましたが、それすらままならないようです。
三木谷社長は順調と言っていますが、そもそも10月にスタートできない時点で順調とは程遠いです。
無償のサービスをすることをいいことのように言っていますが、総務省の人も実証実験なのでは?と言ってるほどで
とてもサービスと呼べるような状況ではなく、利用者を使った品質検査でしかありません。
本来であれば、楽天が1000人以上を動員してフィールドでテストして安定性などを評価しないといけないのでは?と思ってしまいます。
そもそもドコモが1年間で基地局にかける費用の7分の1程度しかかけないようなので、どこまでできるかがポイントですね。
用地確保などは非常に難しい状況なので
また、MVNOで楽天を使っている人は問答無用で楽天の自社回線に移行らしいです。
MVNOであれば、ドコモと基本的には同じエリアが使えるので問題になりませんが、楽天に強制移行されてしまうと、いままで使えていても使えなくなる可能性もあります。
ちなみにもう1つ個人的には気になることがあります。
この楽天の基地局を公開した写真ですが、左側のアンテナにカメラがついています。
目的はアンテナのカバーエリアの状況確認をして、アンテナを再調整するなどに使いたいのだと思いますが、これが問題では?と思っています。
そもそも、電波は光同じ電磁波の一種なので、エリアをカバーしたい場合にはそちらに向ける必要があります。
ビルの屋上などに設置されていますが、マンションなどは高さが高いので、電波の入りが悪くなる傾向があります。
そのため、隣のマンションからマンションに電波を吹き込んでエリアをカバーすることがありますが、カメラが設置されているということは部屋の中が見えるということです。
センターで監視していると思いますが、どのように関しているかなどのプライバシーの問題が大きいので、業界ではタブーとされているようなものです。
たしかに、マンションの状況が変わった場合に、遠隔で監視してアンテナを調整できる利点はありますが、プライバシーの問題を抜きには語れません。
これを報道陣の前に堂々と見せて、盗撮していますって公表する三木谷社長の感覚を個人的には疑問視しております。
まだまだ、様子見ですが楽天の動きは非常に気になるところが多く、心配になるようなことばかりなので、個人的にも注視していこうとおもいます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000560-san-bus_all