福島第一原発は震災から2ヵ月たって、ようやく中の状態が少しづつわかってきたレベルですね
結局、震災の翌日には1号機は燃料の全融解のメルトダウンをおこしており、すでに穴があいている状況です。
3号機の冷却は今でもヤバい状況で、こちらも全部ではないかも知れませんが、メルトダウンを起こして、穴が空いていると判断するのが正しいと思っています。
確かに空中にばらまかれている放射能物質は減っており、水道水なども東京では不検出になっているようですが
今までにも大量の物質がばらまかれているので、その影響が生物濃縮と言う形であらわれてきてますね。
足柄茶などで基準値を越えたのも、おそらく新芽などの成長部位に濃縮されたのではと思います。
この、生物濃縮については現代の科学では予測することはきわめて困難です。
濃縮のメカニズムが完全には解明されていないからです。
停止した浜岡原発でも、海水が冷却水に混じるという不具合が起きています。
海水が混じるということは、穴があいたということで、かなり重大なことだと思います。
これは高速増殖炉もんじゅのナトリウム漏れ事故の火災と同じ原因ということです。
あまりにも、原子炉がコントロール仕切れていないかということが、よくわかります。
このレベルのコントロールで40年も使うのは自殺行為ですよね。
しかも廃炉にしても、その始末方法が明確になっておらず、人間がその物質に触れるようになるまでには、数十万年~数百万年レベルの時間が必要になるのです。
最低でも、放射線や放射能物質をフィルタリングするだけでなく、無毒化する方法が決まってから使用するべき技術ですね。
今は福島第一原発が落ち着くことを願っています。
福島第一原発
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執筆者:はざーど