さて、背景からの続きになるが
CPUが処理性能の向上はかるのは当たり前である
しかし、一度インテルはこれで失敗している
CPUの速度をあげるには処理効率以外にクロックをあげる方法がある
これはPentium4である
たしか、最後の製品は3.8GHzで動いていたはずだ
ただし、クロック向上がメインのこのCPUは処理効率が悪くさほど速くなかった
4GHzのPentium4が幻に終わったのは熱である
熱が通常の冷却でまかなえる限界を突破してしまい
製品が急遽、キャンセルになり売る製品がなくなるところだった
これを救ったのがイスラエルの開発チームである
このチームが作っていたのは
モバイルに特化し、処理効率と消費電力を考えたCPUPentiumMである
このPentiumMは半分のクロックでPentium4と同等の性能を発揮した
これを急遽デスクトップ用にしたのがcoreアーキテクチャであり、今のインテルの主力である
我々の身の回りには携帯からはじまりたくさんのコンピュータが使われているが、携帯にcoreアーキテクチャが何故使われないか?
それは消費電力である
いくら効率がいいアーキテクチャであっても携帯に搭載したらフルパワーでは1分でバッテリーは干上がり、持っている手は火傷するだろう
ではATOMは?
おそらく、フルパワーでも一時間は動くだろう
消費電力でMax2Wていどだろう
これはWindowsが動くx86CPUでははじめて実現した消費電力だと思う
何故、消費電力が小さいかというと
トランジスタ数はわずか4000万程度でかなり小さいプロセッサである
しかもトランジスタはパフォーマンスでも電力効率を気にして作られており
最新の低消費電力技術が入っている
逆転の発想で最新技術で作るCPUをPentium2世代のトランジスタ数に押さえたのである
このCPUを1.5GHZで動かすとWindowsVISTAも動かせる
バッテリーが15時間ぐらいもつノートパソコンも作れるし
WindowsVISTAの携帯も夢ではない
現にウィルコムとSHARP、マイクロソフトが共同で開発している
ネットワークHDDもWindowsベースの高機能、高速版が今と同じ電力でてきる
様々な革命的な製品がでると期待している
なにしろ、今使っているソフトはそのまま使えるし、ソフトが作れる人もフリーソフトの作者を含むると膨大な人数である
この革命と同時にCPUのパフォーマンス主義から省電力対性能への変革だとも思っている
最後にこのCPUがイスラエルにより開発されたこと覚えておいて欲しい
これからもインテルを変えて行くのは
このイスラエルのメンバーだと思う