インテルの第10世代CPUが発表になりました。
今回はモバイル版のCPUの発表ということでデスクトップ版はないので、自作PCには関係ないと思います。
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今回から桁数が溢れたために、新しい命名規則になっています。
Core i7などのあと、-1068の10が第10世代
68がSKUと言われる製品の種類を示すものです。
その後のG7が内蔵GPUの性能を示すもので、数字が大きほど性能が高いです。
今回、あまり話題に登っていないのは、ライバルのAMDが64コアのEPYCを発表したりとスペックで大きく負けているからです。
それ以外にも2つほど問題があるCPUなのです。
CPUの大きな問題
CPUの問題としては、IPC性能が10~15%向上したと言われているのと、インテルは初の10nm世代のCPUということです。
ではなぜ、注目されていないのか?
実は10nm世代に問題があります。
今回の10nm世代は配線材料を変えたりと色々と変更があったので、クロックが上がらない問題があります。
これは次の世代あたりでもおきるようです。
IPCが上がってもクロックが下がってしまったので、実質的にほぼ性能向上はないか、若干低い可能性があります。
そのため、クロックが下がっても消費電力面でカバーできそうなノート向けのみに絞ったようです。
4年間もプロセス開発をした結果がこれでは、インテルは厳しくなりますね。
もう1つ問題の問題点
問題点はもう1つで、実は内蔵GPU性能が大きく向上する予定で
これにより簡単な3Dゲームや画質を落とせばPUBGなどもプレイできるというはずのものですが、実は本命のGPUが遅れたためにとりあえずしのぎのGPUということのようです。
このため、言っていたような高性能GPUではなくなってしまいました。
インテルは中途半端でも10nm世代の実現と、第10世代のCPUを実現する必要があったと思われます。
本来はAMDのRyzenを圧倒するはずですが、いろいろな事情からそうは行かないようです。
メーカーもメリットが薄く、価格が高いCPUの採用には躊躇するかもしれませんね。
しばらくはAMDが強い時代が続くかもしれませんね。