携帯の分離プランをと総務省が言っているのですが、これは理解できている人が少ないのでは?と思います。
ただ、携帯の料金が安くなると勘違いしている人もいると思いますが、実はいいことばかりではないです。
今の携帯電話料金はよくわからない内容で、スマホになってなんとなく値段が上がっているイメージしかないと思います。
携帯電話には基本料金、通信費、サービス料金などに分かれています。
基本料金は最低限のもので、通信費は3GBいくらとか、5GBいくらと行った内容です。
サービス費は安心パックや留守番電話などいろいろと存在しています。これは携帯を利用してなにかするために払うものが多いです。
大手キャリアがこれだけ高い理由は、それぞれの料金には販売に係る料金が加算されている(内部的には管理費的な扱いかと思います)ので、値段が高くなります。
携帯電話を買うときに、一括で払うといくら、分割だと月々いくらで、そこからドコモが値引きますっていう値引き分です。
iPhoneXRならば今、12万ぐらいだと思います。
24ヶ月で分割購入すると月々は5000円ちょっとだと思います。
キャリアで購入すると、だいたい半額ぐらいになるので2500円前後の支払いだと思いますが、このとき総額は6万円ぐらいになるので、残りの6万円はどこからでているか?
割引をして、ドコモの利益を削ったわけではありません。これをすると端末としてみるとドコモは赤字になります。
この6万円はキャリアの通信費に上乗せされる形で、帳尻をあわせているのが実情です。
つまり、端末割引がなくなれば月額7000円→4500円になっても不思議ではないのです。これが分離プランです。
そのかわりiphoneXRを12万円出して買うことになります。結局は分割払いをすることで見かけ上の支払いを少なく見せているのですが
一括で12万円払える人は少ないと思います。
でも、端末はメーカーが、通信はキャリアが提供するのが筋なので、分けましょうというのが総務省の考えです。
極論までいき、ドコモは端末を扱うこと禁止、まで行った場合にはiPhoneは買える人ほとんどいなくなり、実質的に格安スマホだらけになると思います。
そして、冷静に考えてiPhoneの値段でPS4やNintendo Switchが3~4台買えてしまう値段をスマホに支払っていることにも気づき、スマホでゲームがいかに無駄なことかが分かるかもしれません
総務省なので、強制力が働く可能性も高いと思いますが、どうなるかは過渡期なので要チェックですね。
まあ、すでにこれに気づいている人はSIMフリー端末とMVNOで安く賢く運用していると思います。
4万円ぐらいの端末で月額3000円程度で維持できますからね。