以前に、ホームページ側のレビューページでNASを取り上げた際にも
転送速度の話を書いたのだが、NASをバックアップ用に使っていてつくづく思った。
NASは100MのLANしか対応していないものもあれば、1000Mに対応しても
NAS側の処理能力が足りずに速度がでないことがよくある。
しかも製品を買って、使ってみるまではわからない場合がほとんどである。
メーカーがユーザーの立場に立っていない典型ともいえる。
自分たちの都合の悪い部分はすべて隠すのである。
たとえば、100MのLANで1TBのNASを考える。
今となっては特別な大容量でもない製品だが100MのLANである時点で
ユーザーをバカにしているのかもしれない。
このLANに1GBのファイルを多数入れてみる。
容量の大きいファイルは比較的転送効率がよいが、すべての容量に書き込むまで
ざっと、30時間かかる。
これが、普段使うような小さなファイルではより時間がかかる。転送速度が半分以下には確実に落ちる。
こうなると書き込みに60~100時間ぐらいかかるのも不思議ではない。
削除をするだけでも、コマンドの往復などがあるので同じ時間かもっと時間がかかる。
USBのHDDは2~3倍程度はマシにはなるが、同じ種類の問題を抱えている。
なにより、より早いインターフェースの製品を準備しないことや、転送速度の公開をしないのはメーカーのせいだと思う。
このあたりはノートPCのバッテリーのように統一の基準を設ける必要があると思う。
ユーザーの立場に立った決めごとは必須であると思う。
ストレージデバイスと転送速度
投稿日:
執筆者:はざーど