ソフトバンクがプラチナバンドでサービスを開始しましたね。
あれだけ、ドコモとauはズルいと総務省に噛みついてようやくもらったわけです。
そして、もらったから垂直立ち上げで、急ピッチにエリアを広げるといっていたわけですが、計画を見たらびっくりですよ。
人口カバー率で
2012年度末に22%
2014年度末に96%
は?
実は人口カバー率は県庁所在地がエリアになれば、エリアと見なす、結構いい加減なものです。
実面積でのカバー率とは、経験的なものを含めて、ある程度換算ができます。
実は人口カバー率22%とは面積にしてみればわずか3%です。
これはプラチナバンドで繋がることは珍しく探さなくては見つかりもしないというものです。
また、人口カバー率96%は面積カバー率では50%です。
これはちょっと動くと直ぐに圏外といったイメージですね。
ちなみに人口カバー率99%で面積カバー率80%弱で、少し田舎や圏外になりやすいというイメージレベルです。
人口カバー率99.8%で面積カバー率90%を超えて、ほとんど圏外がないというイメージです。
つまり、ソフトバンクは文句ばかり言って、人のものをほしがるけど、貴重な電波を無駄にするわけです。
しかもプラチナバンドというのは確かに距離が飛びますが、実は2GHzよりも難しいんです。
2Gは回り込まないかわりに、沢山打っても干渉しづらいのです。
陰になる部分がわかるので、効果的に打てるというめりっとがあります。
また、狭いエリアをたくさん並べたほうが通信速度が上がるというメリットもあります。
プラチナバンドは設計が難しく、適当に使うと干渉だらけで、スピードもでなければ切れまくるという問題があるのです。
ソフトバンクはホームリピーターの設置台数から考えてもあまり、干渉のことを考えてないようですね。
だからいつまでも繋がらないと言われるんですよ。
プラチナバンドもいいですが、干渉などもっと電波伝播の基礎技術をしっかりと研究しないと、安かろう悪かろうのままですね。
ちなみに・・・・
auのLTEがサービス開始時に人口カバー率96%といいますが、これは面積カバー率50%レベルで
確かにサービスしていて、繋がるときは繋がるよねというレベルです。
ここから人口カバー率99%のだいたい繋がるから不自由がないレベルにはみんな2~3年ぐらいを費やすものです。
まあ、端末側の消費電力も解決してないので、LTEは実験的にでもサービスを始めて、はやいところノウハウを貯めたいんでしょうね。
2年後には端末の消費電力もこなれるでしょうからね。
ソフトバンクのプラチナバンドと人口カバー率のからくり
投稿日:
執筆者:はざーど