SIMロック解除というのは非常に難しく理解できない人も多いと思います。
しかも、携帯電話キャリアにとってはあまり都合がいいことではなく、積極的にアピールするものでもありません。
SIMロックというのは、ドコモで買った携帯電話はドコモでしか使えないという部分です。
昔のガラケーではあまり叫ばれ無かったのは、日本ではキャリア独自のサービスが非常に多く
Eメールですら互換性がない時代があり、これはいくらSIMロック解除をしてもサービスが違うために使えないため意味がありませんでした。
ところがスマートフォンの登場でAndroid、iPhoneなどのサービスを使用すれば、キャリアのサービスは要らないというのが本音です。
この状態でSIMロック解除すれば、いつもの携帯電話を使いながらキャリア変更ができるという、今のインターネットプロバイダのようなことが起こります。
端末やサービスは専門の会社が提供して、ドコモ、au、ソフトバンクは回線のみを提供し、どれだけ安定しているか?高速化?などがサービスの焦点になってきます。
もちろん事業者としてはユーザーが簡単に流出してしまうので、好ましくありません。価格競争も激しくなり大幅な値下げを余儀なくされます。
SIMロック解除をすると携帯電話を3万円程度で買えていたものが、奨励金がなくなるので10万円になることもあり得ると思います。
ですが、7000円以上払っていた基本料金にはこういった奨励金なども入っているため、本来の料金である4000円程度まで基本料金が下がるはずです。
こうして場合に、1年で4万円、2年では8万円近くの基本料金の値下げになり、端末代金を考えても安くなりますし
長く端末を使えば、それだけお得になります。
これが本来の形で、2年縛りや端末奨励金は商売の形としておかしいのです。
総務省はこれの完全分離を求めており、少しづつ進めていることが来年の5月にはSIMロックの完全解除へと向かい
おそらくそう遠くないうちにさらなる踏み込んだ対応も始まるでしょう。
端末の価格競争も更に進んで、買いやすい端末が増えるかもしれませんね。